車の修理代を用立て
私は30代の大手企業に勤めているサラリーマンです。
消費者金融2社から計110万円の借入をしていました。
自分が所有している車をバックさせた時に、後ろにガードレールがあることに気付かずにぶつけてしまい、車の正面から見て右リアサイドのボディをかなり大きくへこましてしまいました。
人を巻き込んだ事故ではなく自損事故だっただけまだましですが、自動車修理の板金屋に持って行くと修理に約30万円掛かることがわかりました。
さすがに大きくへこんだ車をそのままの状態で乗り続けるのは危険です。 そのため、修理費を消費者金融からさらに追加融資してもらおうと思い、借入依頼をしたのですが、総量規制を理由に融資を断られてしまいました。
総量規制は、借入者の年収を基準として借入れに限度額を設定する貸金業者に適用されるルールです。 私の場合は、既に消費者金融からの借入額が総量規制で借りることができる限度額ギリギリだったようです。
仕方がないので、総量規制適用外の貸金業者を探しました。 書店でゴシップ週刊誌に貸金業者の広告が載っていたことを思い出し、書店に行き雑誌内の広告を見てみると「担保不要・即金融資OK」の貸金広告が載っていました。
さっそく電話で私の場合でも借りることができるのかを確認したところ、担当者から「金銭の貸付ができます」との快い返事を貰う事ができました。
早速、その雑誌に掲載されていた金融業者に30万の借入れを申し込みました。 金利設定は10日で元金の10%なので、かなりの高金利です。 ですが、他で借りられる予定はなかったので、その業者からお金を借りました。
借入した金融会社はヤミ金業者だった
30万円を借りたので、10日後に利息として3万円を支払わなければなりません。
1ヶ月だと利息の支払いだけで9万円の支払いとなります。 さすがに月9万円の返済は厳しいので、利息分の支払いでさえ遅延してしまうようになりました。
そうなると利息に対してさらに利息が付く状態となってしまい、徐々に借金は減るどころか増えていきました。 今の所、返済の催促は自宅や職場に直接来ることはないですが、携帯電話には毎日のように「借金を返せ」との連絡が来ます。
よくよく調べてみると、私が借入れした金融業者はいわゆるヤミ金と言われる法外の未登録違法業者だという事がわかりました。 このままではまずいと思い、借金問題を専門に扱っている法律事務所に相談をしました。
すると、相談スタッフの方には弁護士が仲介役となって任意整理をすることを薦められました。 このまま放置しておくと状況が悪化するのはわかりきっているので、すぐにその法律事務所にヤミ金業者との任意整理の手続きをお願いしました。
任意整理とは基本的に債務者と債権者が話し合いをして、借金の軽減をして貰う借金整理方法です。 本来なら弁護士を仲介役としなくても良いのですが、相手が違法なヤミ金業者と言う事としっかりとした契約書類を作成したいことから弁護士に協力をして貰う事にしました。
弁護士の先生により違法な高金利を合法な金利で再計算をして貰った結果、今までの私の返済分で借入れ元本を大幅に減らすことができました。 また、ヤミ金業者からの返済催促もピタリと止みました。
ヤミ金から借りたお金の借金元本はあと10万円ほどありますが、法定金利(実質年率20%)で返済をすれば良いことになったので、大幅に返済負担が軽くなりました。
返済の目途が立ったので、私としてもすごく精神的に楽になりました。 法律事務所に相談をして本当に良かったと感じています。