闇金とは
闇金は財務局や都道府県に届け出をせず、違法に貸付業務を行う業者のことです。
法定金利を遥かに超えた利率で貸付を行いますが、他の金融業者で審査が通らなかった人でも融資するので、手を出す人が後を絶ちません。
自己破産者がターゲットになる
自己破産をすると、官報に破産者として氏名が載ります。
普通の人は見ることがないものですが、金融関係者はチェックしていることも多いのです。 そこで闇金業者は官報に載っている破産者の名前や住所を収集し、融資の話を持ちかけてくるのです。
自己破産をした人は数年間まともな金融機関から借入ができないので、藁にでもすがる思いで闇金に手を出してしまうのです。
怪しげな広告で多重債務者が誘われる
官報から得た情報を元に直接破産者へコンタクトを取る闇金業者もいますが、怪しげな広告に誘われた多重債務者をターゲットにすることも多いです。
電柱に貼ってあった、もしくはポストに入っていた怪しげなチラシに「即借入れOK」との文字があれば、他社の審査に通らなくなった多重債務者は手を出したくなってしまうのです。
闇金に手を出すと返済不能に
闇金はとにかく法外な金利で貸付を行います。
10日で1割の利息を取るトイチが有名ですが、トニ、トサンもあるようです。 このような高金利で借りると当然返済不能になります。 借りる時には一見優しそうに見えた闇金業者も、返済が1日でも遅れると鬼のように督促をしてくるようになります。
また、やっとの思いで完済できそうになったと思っても、押し貸しと言って無理やり融資をすることがあります。 押し貸しした場合ももちろんきっちり高い利息を回収しようとしますし、払えない人には嫌がらせのような督促をします。
闇金は債務整理が難しい?
闇金は違法な業者なので、返済義務はありません。
しかし、支払い過ぎた利息を返してもらおうと過払い金請求をしても、素直に交渉に応じてくれるような相手では無いのです。 まともな業者なら弁護士の受任通知が届いた時点で取り立てもピタッと止まりますが、闇金では関係なく取り立てが続くといいます。
取引履歴もまともに保管しているとは思えず、交渉はかなり困難になります。 そのため闇金の債務整理は受け付けていないという法律事務所もあります。 もちろん闇金から借りた分も債務整理は不可能ではありませんが、闇金問題を得意としている法律事務所へ依頼した方がいいでしょう。