債務整理ガイド » 借金解決のための情報 » FXの失敗で借金、自己破産はできるのか?

為替変動

インターネット環境が良くなってから、オンライン投資にはまる人が増えてきました。

特にFXは比較的少ない資金から投資できることもあり、ブームになったくらいです。

しかし、FX投資にハマって借金地獄に陥り、後は自己破産するのを待つのみというくらい追い詰められている人も少なからずいます。

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借金の解決方法

FXは借金を負うリスクがある

FX取引

FX(外国為替証拠品取引)はレバレッジという方法を使って、実際に持っているお金の何倍ものお金を動かすことができます。

投資が上手くいけば、その分ハイリターンを期待できます。

しかし、失敗すればその分、負けも大きくなってしまいます。

レバレッジ10倍を利用して投資をしていると、わずかなレートの変動でも10倍になって響いてしまうわけです。

10倍で勝てれば大きいですが、負けもそれだけ大きくなり、レバレッジによってはハイリスク・ハイリターンの投資方法と言えるのです。

大きな儲けを見込んでハイレバレッジを利用したり、レートの安定していない国の通貨に投資したりすることで、突然莫大な借金を抱えてしまうことだってあり得ます。

FX取引で大きな借金を作ってしまう原因とは?

借金に押し潰されている人

FX取引にはリスクがあり、大きく負ける場合もあると上述しました。

ですが、FX取引業者は、投資家が大きな借金を負うことが無い取引システムを構築しています。

その大きな負けを防ぐシステムとは「強制ロスカット」です。

FX口座を開設した後には、取引前に必ずお金を入金します。

その口座に入金したお金は証拠金として使われ、万一、取引で大きな損失が出ている場合に証拠金以上に損失が出ない様に、強制ロスカットによって強制的にポジションを閉じて決済を行います。

つまり、通常の取引であれば取引で負けが大きくなった時には、自動決済が行われるので口座残高がマイナスとなることはなく、借金を負うことはないという事です。

但し、次に挙げるケースでは、FX取引の際に強制ロスカットのシステムが働かず、大きな借金を抱え込む場合があります。

強制ロスカットが働かないケース

  • 相場の急変動があった。
  • 土日に相場が大きく動いた。
  • 負けを取り返そうと入金を繰り返した。
  • 強制ロスカットを回避する為に追証をした。
  • ナンピン投資の為に借金をした。

各項目について、もう少し詳しく説明をします。

相場の急変動があった

大震災などの自然災害やサブプライムショック、リーマンショックといった金融危機などが起こると、FXの為替相場はまるで滝の様な急変動を起こします。

そうすると多くの人が強制ロスカットになるために、システムに負荷が掛かり、ロスカットが実施されるまでに遅延が発生する「ロスカット遅延」が起こります。

その結果、証拠金以上の損失が生じて、大きな借金を抱え込むことになります。

土日に相場が大きく動いた

通常、FX取引ができるのは月曜の午前7時から土曜の午前7時(夏時間:午前6時)までです。

それ以外の時間帯は、FX取引はできません。

土日に間に、大きな事件が起きると為替相場に「窓開け」が生じて、土曜日の最終レートと月曜日の開始レートに大きな差が発生する場合があります。

月曜の朝に強制ロスカットが行われるのですが、為替の変動幅が大きいと証拠金以上の損失が発生して、大きな借金を負うことになります。

負けを取り返そうと入金を繰り返した

パチンコでは、負けた場合に、その負けを取り返してやろうと熱くなり、借金をしてまでパチンコを続ける方がいます。

これと同じことをFX取引でも行ってしまう方がいます。

取引で負けて証拠金が減るたびに、他の金融機関から借金をしてまでお金を用意して、証拠金の入金を繰り返す。

これを何度も行うと、借入先の金融機関に大きな借金を作ってしまうことになります。

強制ロスカットを回避する為に追証をした

せっかくシステムとして大きな負けとならない様に「強制ロスカット」が用意されているのに、強制ロスカットを避ける為に、追加で証拠金を入金する、いわゆる追証をしてしまう方がいます。

消費者金融などの金融機関から借金をしてまで軍資金を調達して、追証を行うと、借入先の金融機関に大きな借金を作ることになります。

ナンピン投資の為に借金をした

ナンピン(難平)とは、思惑が外れて損をしているポジションをさらに増やして、平均取得価格を下げる投資手法の事です。

ナンピン投資は、手持ちの自己資金の範囲内で行うのならまだ良いのですが、他の金融機関から借金をしてまでナンピンをする方がいます。

ナンピン投資後も、思惑とは逆方向に相場が動いてしまうと、大きな借金を抱え込むことになります。

FX取引で大きな借金を抱え込んでしまう状況には「相場に急な値動きがあったケース」と「自分を見失ってしまうケース」があります。

余裕のある資金内で運用を続けているうちはいいですが、生活費をつぎ込んだり借金をし始めたりするのは危険な行為です。

ギャンブルと同じで金銭感覚が麻痺してお金を使い過ぎてしまい、後になって借金返済に困ってしまうことになります。

FX取引で大きな借金を負わないための方法

大きな借金から逃げる人

FX取引では、勝ち組になる人と、負け組になってしまう人がいます。

その両者の違いは、「資金管理」と「リスク管理」が出来ているかの差が大きいです。

ここでは、負け組となって大きな借金を負わないための方法について説明をしています。

大きく負けないための方法

  • ローレバレッジで取り引きをする。
  • 取引する通貨ペアはメジャー通貨を使う。
  • 土日をまたいで、ポジションを持たない。
  • 大きなイベントがある時に、為替変動を予測できないならポジションを持たない。
  • 逆指値注文を必ず入れる。
  • 取引は余剰資金で行う。
  • 相場が上下した時の利益、損益の予測を立てる。
  • ビギナーズラックを過信しない。

個々の項目について、もう少し詳しく説明をします。

ローレバレッジで取り引きをする

FXは、最大25倍のレバレッジを掛けることができます。

少ない資金しかなくても、大きな取引ができるという特徴があります。

FXの特徴であるハイレバレッジで取引を続けると、いつか急激に相場変動をした時に大きな痛手を被り、証拠金が底をついてFX市場から退場することになってしまいます。

ローレバレッジだと、大きく稼ぐのは難しいですが、損をした場合も浅い傷で済みます。

相場が思惑とは逆方向に大きく動いた場合でも、ローレバレッジならロスカットをした後に、再度、FX市場に参加して挽回をするチャンスがあります。

取引する通貨ペアはメジャー通貨を使う

FX取引は、ほとんどの方がドル/円というメジャー通貨で取引を行っていると思います。

メジャー通貨の特徴は、取引参加者が多いので流動性が高く、売買が容易にでき、為替の動きが緩やかという事です。

一方、取引参加者が少なく取引量があまりない通貨はマイナー通貨と呼ばれています。

マイナー通貨には、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソなどがあります。

マイナー通貨の特徴は、取引参加者が少ないので流動性が低く、為替変動が激しいことです。

マイナー通貨を使った取引だと、為替変動が激しいため、為替の先読みが難しくなります。

また、大きく為替が動くので、思惑が外れた場合は大損をしてしまいます。

ですから、FX取引で使う通貨ペアには、値動きが穏やかで為替相場の先読みがしやすいメジャー通貨を使う様にしましょう。

土日をまたいで、ポジションを持たない

既に、述べましたが土日をまたいだ取引をした場合、相場が土日に急変動をすると、月曜の朝に強制ロスカットとなってしまいます。

その様なリスクを避けるために、必ず週末は取引の決済を行い、土日の間はポジションを持たない様にしましょう。

大きなイベントがある時に、為替変動を予測できないならポジションを持たない

主要国の経済指標の発表などの大きなイベントがあった後は、その発表の影響を受けて為替が大きく動くことがあります。

大きなイベントがある場合は、為替の読みがしっかりとできれば大きく稼ぐことができるチャンスです。

ですが、大きなイベントを直近に控えていて、そのイベントによって為替がどう動くか予測がつかないという場合は、そのままポジションを持ってしまうと丁半の博打となってしまい、大きなリスクを抱えることになります。

博打の様な取引を行うと、失敗した時は大きな痛手を負うことになるので、そうならない様に為替変動が予測できない大きなイベントがある時は、ポジションを持たない様にすることが大切です。

逆指値注文を必ず入れる

FXで注文を出すときは、必ず思惑が外れた時の対策として逆指値注文も入れる様にしましょう。

そうすれば、思惑が外れた時には損切り(ストップロス)を自動で行うことができ、大きな損失を出してしまうことを防ぐことができます。

取引は余剰資金で行う

FX投資で成功をする為には、常に冷静な判断ができる環境を作る必要があります。

FXにつぎ込むお金に生活費や借金を充ててしまうと、失敗した時の恐怖感によって、冷静に今後の相場を読むことができなくなります。

取引を余剰資金で行う様にすれば、万一失敗をしても生活ができるので、心に余裕を持つことができます。

心に余裕がある状態だと冷静になれるので、FX取引を適切に行うことができます。

相場が上下した時の利益、損益の予測を立てる

FX取引を行ってポジションを持っている場合は、常に相場が上方あるいは下方に動いた時に、どれぐらいの損益が発生するかを予測する様にしましょう。

そうすれば、利益の確定を早く行い過ぎてしまったり、ロスカットを早く行ってしまうというミスを防ぐことができます。

ビギナーズラックを過信しない

FXを始めたばかりの初心者は、当たり前のことですが、FXの素人です。

ですから、一般的には、FXの取引開始早々から負けてしまい、FXは稼げれないと判断して、すぐにFX取引を止めてしまいます。

ですが、確率論で、一部の人はFXの取引開始早々からビギナーズラックで勝つ方がいます。

ビギナーズラックで買ってしまうと、FXって簡単に勝てるんだと勘違いをしてしまい、ハイレバレッジなどのより大きく稼げる方法を採ってしまいます。

ビギナーズラックはまぐれだったので、初心者は取引が長引くと結局は大きく負けてしまうことになります。

ですから、ビギナーズラックでたまたま勝つことができた場合でも、うぬぼれることなく自分の能力を客観視して、ローレバレッジなどのリスクの少ない方法で取引をすることが大切です。

借金返済ができなければ自己破産

借金相談をする人

FX取引で大きな借金を抱え込み、その返済に困ったならば、「債務整理」を行うことでスッキリさせることができます。

債務整理とは、法的手段や債権者との直接交渉によって、借金の減額や免除を行うことです。

一般的には、債務整理の処理は法律の専門家である弁護士または司法書士に依頼することが多いです。

借金の返済ができない理由がFXだと、多額の借金のために返済額を縮小しても払えないケースが多いです。

経済的に破綻して返済が困難な場合には、最終手段として自己破産という債務整理方法を行うことになります。

自己破産手続きでは、管轄の地方裁判所に自己破産の申立てを行い、途中で裁判官と2回ほど面談を行った上で、裁判所から破産宣告と免責許可を得ます。

自己破産の申立人は、20万円を超える高額財産は処分されて失うことになりますが、裁判所から免責許可の決定を受けることができれば、借金の返済を免除してもらうことができます。

なお、自己破産を考えている場合は、司法書士ではなく弁護士に手続きを依頼した方が良いです。

弁護士は、地方裁判所を含めたすべての裁判所で依頼者の代理人になることができます。

一方、司法書士の場合は、簡易裁判所でしか依頼者の代理人になることができないからです。

弁護士に自己破産を依頼した場合のメリットには、次の内容があります。

弁護士に自己破産を依頼することで得られる利点

  • 自己破産手続き全般を任せることができる。
  • 裁判所に提出する書類を作成して貰える。
  • 裁判官との面談で依頼者の代理人として受け答えして貰える。
  • 弁護士は裁判官と同じく司法試験合格者なので、法律のプロとして対等に渡り合える。
  • 裁判官に対して、法的根拠を示した論理的な説明ができる。
  • 裁判官に対して、借金の免除を受けるための効果的な陳述ができる。

なお、自己破産を行うと、信用情報機関に金融事故として情報が登録され、その保管期間(5年から10年間)は金融機関に一切借金の申込みができなくなります。

いわゆる、金融機関のブラックリストに載った状態となってしまいます。

自己破産を実施すると、当分の間、金融機関からお金を借りれないという不便を強いられますが、多額の借金の返済義務がなくなるので、人生の再スタートを切ることができます。

自己破産に掛かる費用

飛んでいくお金

自己破産をする上で、もっとも気に掛かることが、掛かる費用だと思います。

自己破産をするために必要となる費用には、大まかに分けると「弁護士費用」と「裁判所費用」があります。

それぞれの費用の内訳は、次の様になります。

弁護士費用の内訳

項目 料金
相談料 無料、または30分5千円程度
着手金 20万から50万円程度
報酬金(成功報酬) 0から30万円程度
実費 交通費、書類郵送費など

裁判所費用の内訳

項目 料金
予納金(※1) 同時廃止1万から3万円程度、管財事件50万円程度
収入印紙代 1500円程度
郵便切手代 3千から1万5千円程度(債権者数で変わる)
官報掲載費用 1万から2万円程度(裁判所によって変わる)

※1)予納金とは、様々な裁判事務に使われる費用のことで、手続き完了後に残ったお金は返金されます。

自己破産の手続きには、「同時廃止」と「管財事件」の2種類があります。

自己破産の申立者が、換価することができる財産を所有していない場合には「同時廃止」が行われます。

一方、自己破産の申立者が、債権者に配分できる高額財産を持っている場合には、裁判所で申立者の財産を管理する破産管財人が選ばれる「管財事件」が行われます。

同時廃止の場合だと、自己破産に掛かる費用はトータルで25万円程度で済みます。

ですが、管財事件だと、申立者の財産の管理と換価、債権者への配分という手間の掛かる工程が必要となるので、自己破産に掛かる費用はトータルで最大100万円程度かかる場合があります。

何百万円という借金を負って、返済が困難になっているのなら、身内などから自己破産費用を工面してでも、自己破産手続きを実施するべきです。

FXで作った借金は自己破産の免責不許可事由に当てはまるか?

裁判官の裁量免責

FXが原因の借金で自己破産をするとき、気になるのが免責不許可事由に当てはまるのではないかという点です。

自己破産は、借金の原因がなんであっても借金がチャラになるというわけではなく、免責不許可事由に当てはまってしまうと借金が帳消しにならない場合があります。

残念ながら免責不許可事由には浪費・ギャンブルと並んで、株や先物取引、FX取引も含まれています。

FX取引も投機的な投資と見なされ、免責許可が下りないのです。

ただし、免責不許可事由に当てはまる場合でも、自己破産をするのが初めてであれば裁判官の判断で「裁量免責」として自己破産が認められる可能性が高いです。

たとえ精神的に追い詰められていてもFXで作った借金だからと諦めず、弁護士に相談しながら真摯な態度で自己破産手続きに取り組んでいくとよいでしょう。

自己破産ができなかった場合の対処方法

家

個人再生

自己破産手続きを行ったが、万一、FX取引が免責不許可事由に該当することを理由に裁判所から免責許可の決定が下りなかった場合には、個人再生という債務整理方法を実施することをお勧めします。

個人再生は、借金を作った理由を問わず最大で借金を1/5にまで大幅に減らすことができます。

また、自己破産だと持ち家がある場合は家を失いますが、個人再生だと家を守ることができるという特徴があります。

ただし、もしFX取引を専業としており、他に安定収入が無いのであれば、個人再生は利用することができません。

個人再生の利用条件に、「安定した継続収入があること」が含まれているからです。

個人再生の手続きを行うには、安定収入のある仕事をしていることが必須となります。

FX専業で生計を立てていたなら、個人再生手続きの前に、早急にアルバイトでも良いので安定収入を得られる仕事に就く必要があります。

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