借金問題解決の弁護士の選び方

借金問題の解決は、自分だけの力ですることができないこともあります。

そんな時に頼りになるのが弁護士です。

しかし、返済についての悩みを抱えている人は、いったいどのようなポイントに注意して弁護士を選んでいけばいいのでしょうか。

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弁護士は法のスペシャリストというイメージがありますよね。

もちろんそれは正しいのですが、取り扱う案件は弁護士によって種類が異なるのです。

例えば離婚の慰謝料問題を多く取り扱っている弁護士もいれば、刑事事件ばかり扱っている弁護士もいます。

企業内弁護士など、まったく法廷に立たない弁護士もいます。

そうなると弁護士にも得意・不得意な分野が出てきます。

これまで借金問題を一度も扱ったことのないビジネス法務を専門とする渉外弁護士に債務整理を依頼するのは、検討違いといったところかもしれません。

まったくの素人である人に比べるとましかもしれませんが、借金問題を得意としている専門家の弁護士を探す方がより安心です。

多重債務が社会問題になっている現状もあり、借金問題を専門に扱う弁護士も増えています。

借金返済に苦しんでいる人は、借金問題専門の弁護士を選んで依頼することが大事です。

借金問題を専門的に扱っているかどうかは、事務所の公式ホームページを見ると分かります。

債務整理などに力を入れている法律事務所は、ほとんどがホームページを持っています。

自分の住んでいるエリアで検索し、ホームページをチェックしてみましょう。

取り扱った債務整理案件が多くて力を入れているなら、ほとんどの場合、専用の借金相談窓口が置いてあります。

借金問題の専門弁護士は、いくつかポイントを絞って選びましょう。

まず借金について専門的であることはもちろん、事務所の印象も大事です。

インターネットを利用して、所属している弁護士の紹介文などをチェックしてみたり、口コミを調べたりするのもいいことです。

また、料金が明確なことも大事です。

借金についての相談は初回に限り無料にしている事務所が多いので、そこで費用について相談しておくといいでしょう。

最適な債務整理方法やメリットだけではなくデメリットについても、しっかりと説明してくれる弁護士が安心できます。

さらに、最初の法律相談の時だけでなく、仕事依頼後も常に担当弁護士が対応してくれるかも確認をしましょう。

弁護士は多くの案件を抱えて多忙な方が多いので、最初の法律相談の後は、事務スタッフとやり取りをするという法律事務所も少なからずあるからです。

事務スタッフでもしっかりと対応をしてくれる場合が多いですが、直接弁護士とやり取りできた方が安心することができます。

また、仕事を依頼した後の債務整理処理をスピーディに行ってくれるかも確認をする必要があります。

仕事を正式依頼する前の借金問題の相談時に、対応策の説明を受けるだけでなく、債務整理処理にどれぐらいの時間がかかるのかも確認するようにしましょう。

加えて、悩みを抱えている貴方が女性の場合は、同性である女性弁護士が初回相談時の応対や仕事依頼後の担当弁護士になってもらえるかも確認をすると良いです。

相談者が女性の場合は、男性弁護士だと威圧感を感じて言いたいことが言えず、訊きたいことが聞けないという事もあると思います。

お互いに人間同士なので相性の良し悪しがあるため、借金問題の悩みについて相談しやすい人というのも大事な条件のひとつです。

最終的には、どうしても弁護士選びで失敗したくないという気持ちが強いなら、口コミやネット検索で数ヶ所に絞り、実際に無料相談を受けてその印象の善し悪しで借金問題の解決を依頼する弁護士を決めましょう。

弁護士の選び方のポイントまとめ

弁護士事務所には、弁護士が一人だけ或いは2・3名しかいない小規模な事務所、弁護士が5名程度の中規模、さらに弁護士が10名以上在籍している大規模な事務所があります。

借金問題を解決する為に仕事を依頼する際は、どれぐらいの規模の弁護士事務所に仕事を依頼するのが良いのでしょうか？

結論から言えば、債務整理に特化して問題対応を行っている弁護士がいるかいないかが、決め手となります。

弁護士一人だけの個人法律事務所でも、その弁護士が借金問題に特化して仕事を受けているのなら、借金問題解決の経験が豊富なので仕事を依頼しても問題ないでしょう。

また、大規模な法律事務所は、借金問題なら借金問題だけ扱うという様に所属している各弁護士の専門的な法律分野を決めて対応する場合がほとんどです。

そのため、大規模法律事務所の場合は借金問題の法律相談や仕事の依頼をした場合には、債務整理を専門的に扱う弁護士が対応をしてくれます。

借金問題の解決を依頼する法律事務所は、その事務所が小・中規模の場合は、債務整理に特化して仕事を受けている弁護士が在籍しているかを確認することが大切です。

ここでは、借金問題の仕事を依頼する弁護士の年齢について考えたいと思います。

一般的に、若手弁護士はフットワークが軽く行動力があるというメリットの反面、実務実績が少なく経験不足というデメリットがあります。

一方、ベテラン弁護士の場合は、若手よりは体力がありませんが、長年培った多くの実務実績があります。

借金問題を解決する上では、フットワークの軽さより実務経験の長さの方が重要なので、安心して債務整理を任せることができるのは若手弁護士の方より経験豊富なベテラン弁護士です。

但し、高齢の大ベテランの弁護士に仕事を依頼する場合は、注意すべき点があります。

高齢の大ベテラン弁護士の場合は、法律に関する新知識をしっかりと勉強されている方なのかを見極めることが必要となります。

法律に関する勉強を怠っていて、経験だけで仕事をする方だと、個々の事案に最適といえる対応でなく、型にハマった定型的な解決方法を採られる場合があるからです。

借金問題の法的解決といえば、一般の方であればまずは弁護士を思い浮かべると思います。

ですが、実は弁護士だけでなく司法書士も借金問題の解決である債務整理業務を行うことができます。

但し、司法書士が行える業務範囲には簡易裁判所で訴額140万円以下という制約が有ります。

自己破産手続きは、地方裁判所で行います。

このため、自己破産を司法書士に依頼した場合には、手続きは依頼者本人が進めて、司法書士は自己破産に必要な書類の作成や裁判所への提出代行により自己破産をサポートします。

弁護士の場合は、裁判所に申立て本人が出向かなければならない時を除いて自己破産の処理をまかせっきりにできます。

ですが、司法書士に自己破産を依頼した場合には、司法書士と二人三脚で自己破産の処理を進めていくことになります。

一般的に債務整理に掛かる費用は、弁護士より司法書士の方が安価なので、出来るだけ費用を抑えて借金問題の解決を実現したいという方は、弁護士より司法書士に仕事を依頼した方が良いでしょう。

なお、司法書士の取扱業務範囲は弁護士同様に広いので、借金問題の解決を司法書士に依頼する際は、債務整理を専門的に扱っている司法書士に仕事を依頼する必要があります。

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