債務整理ガイド » 借金解決のための情報 » 借金癖は病気?その特徴と治療方法

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同じような年齢、家族構成、収入のはずなのに、借金を繰り返す人もいれば全くしない人もいます。

借金返済に苦しんでいる人の多くは、借入することが癖になっていて何度も同じことを繰り返しています。

なかなか治らない借金癖ですが、その特徴と治療方法を見てみましょう。

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借金の解決方法

借金癖がある人の特徴

借金癖

借金癖を持つ人の特徴の中で最も目立つのは、プライドが高く見栄っ張りな点です。

自分の体面を保つことに神経質で、他人よりもいいものを持ちたい、よく見られたいという欲求が強いです。

そのため収入に見合わない高級車に乗ったり、ブランド品を身にまとったりといった浪費癖があります。

浪費癖のある人は、自制心が弱い、強いストレスを受けているといった人にも多いです。

借金をしない人は欲しいものがあっても、自分の収入に見合わないと思ったら我慢するかランクを下げます。

しかし、見栄っ張りな人は絶対にしません。

人よりいいものを持って優越感に浸っているのかもしれませんが、蓋を開けると借金癖による返済地獄で家計は火の車なんてこともよくあります。

借金癖のある方は、止む負えない時だけ借金をするのではなく、お金を借りることが生活の一部となっています。

そして、借金癖のある方は嘘つきにもなりやすいです。

そもそも偽りの自分を繕っていること自体、嘘の始まりです。

また、借金癖のある方は金融機関からお金を借りていることを、家族などの身内に話すと「怒られる、あるいは余計な心配を掛けたくない」、友人や知人の場合は「馬鹿にされる」といった理由で借金を隠す傾向があります。

但し、借金癖のある方のなかには、周囲の目を気にせずに様々な友人、知人にお金を無心するという方もいます。

客観的に自分を見ることができない、突きつけられた問題に対して楽観的過ぎる、だらしないといった性格も借金癖を招いてしまう要因になります。

借金癖のある人の特徴まとめ

  • 見栄っ張りで、プライドが高い
  • 優越感に浸りたい
  • 嘘つき
  • 楽観的
  • 性格がだらしない
  • 自分を客観的に見れず、過大評価
  • 浪費癖がある
  • 借金をしていることを隠す
  • 周囲の目を気にせずに友人・知人にお金を無心する

借金癖がついてしまった場合のデメリット

デメリット

借金癖がある人は、繰り返し借入をしてしまうため、借入額が多額となります。

借金を返せるだけの高収入であればよいのですが、高収入であればそもそも借金をしなくて済むので、借金癖のある大抵の方は低収入です。

低収入にもかかわらず借金返済をしなければならないため、月々の返済額が少なく、利息分しか払えなくて、借金が徐々に膨らむ借金地獄にハマる方も多いです。

借金地獄となると給料をもらっても借金返済に割り当てる割合が多くなり、生活費が不足する為に、やむなく借金を重ねるという負の連鎖に陥ってしまいます。

借金癖が原因で、約束の返済日までに所定の返済額を支払うことができなくなった場合は、返済遅延として借入先の貸金業者から取立てや督促を受けることになります。

返済遅延となった場合は、遅延損害金を加算されて請求されることになります。

家庭を持っている方なら取立てのストレスから夫婦仲が悪くなって、喧嘩が絶えなくなり、しまいには別居や離婚という事が起きてしまいます。

また、返済の精神的な重圧が原因で、ノイローゼや鬱病などの精神疾患にかかってしまうこともあります。

さらに、借金癖があるとダメ人間のレッテルを貼られます。

友人や知人にお金を無心すると交友関係が悪化をしてしまい人脈を失い、噂が広まることで孤立してしまいます。

借金癖があることが会社の上司に知れると、信頼感を無くして間違いなく重要な仕事を任せて貰えなくなります。

借金癖になり易い環境

生活環境

現代は、銀行や信販会社、消費者金融などの金融機関からとてもお金を借りやすい時代と言えます。

一昔前は、サラリーマン金融による強引な取り立てが社会問題となり、借金をして返済ができなかったら怖い目に合うという印象があって、金融機関から金銭の借り入れをすることに抵抗を感じる方が多くいました。

一昔前は借金をすると言えば、一般的には自動車ローンか住宅ローンの様な高額な買い物だけでした。

ですが、今は、一昔前にサラ金と呼ばれていた消費者金融は、融資のことをキャッシングと呼ぶようになり、使用用途が自由な融資カードであるキャッシングカードを発行しています。

借金というとどことなく暗いイメージを抱く人も、キャッシングと言われると洗練されたクールな印象を持つ人も多いと思います。

また、銀行もカードローンという商品名でキャッシングカードと同様なサービスを提供しています。

さらに、信販会社はクレジットカードにキャッシング機能も付加するサービスを提供しています。

キャッシングカード、カードローン、クレジットカードのキャッシング機能も、一度だけ審査に通過すれば、借入限度額の範囲内で、簡単に借金ができ、返済も手軽にできます。

お金の借り入れは、指定口座への振り込み、無人契約機、専用ATM、一部の金融機関ではコンビニATMも利用ができます。

簡単に現金を借りることができるインフラが整備をされているため、気軽に借金が出来る様になり、その為に借金癖が付きやすくなっています。

また、信販会社が発行しているクレジットカードを使って買い物をした場合は、実際の所は信販会社に借金をして買い物をしています。

ですが、クレジットカードには現金を持ち歩かないスマートさがあるためか、借金をしているという感覚がない人が大半だと思います。

クレジットカードには、ポイントが付く、一括払いと分割2回払いなら利息手数料なしで利用できるというメリットがあります。

ですが、分割3回払い以上だと一般的に実質年利15%程度の貸付利率が付くので、たとえショッピングで使ったとしても借金をしたという自覚を持つことが大切です。

友人、知人、会社の同僚から借金を繰り返すと

友人からの借金

借金癖のある人が友人や知人、そして会社の同僚からお金を借りる場合は、金欠の為にどうしてもお金が必要なためか、その場しのぎのことを言ってお金を借りようとします。

例えば「絶対に後で返す」、「すぐに返す」、「次の給料が入ったら返す」、「ボーナスで返す」といったことを言います。

約束したことを実行すれば良いのですが、借金癖がある方は、いろいろな人から借りているため、誰にいくら借りて、いつ返さなければならないのか、といったことは覚えていません。

借りっぱなして返済をしないため、友人や知人は離れていって孤立化することになります。

会社の同僚から頻繁にお金を借りた場合には会社に居づらくなって、最終的には会社を辞めることになります。

そうすると収入源を絶たれるので、生活費を工面する為に金融機関から借り入れを繰り返して、借金地獄にハマることになってしまいます。

自分自身が、周囲の人へ頻繁に借金を申し込んでいないか、よく考えてみましょう。

そして、もし周囲の人からお金を借りまくっているのなら、即刻、これ以上お金を借りるのは止めることです。

借金癖を治すための方法

お金の返済

借り入れを繰り返す借金癖のある人も、もちろん借りたお金を返すつもりはあるはずです。

でも、楽観的過ぎる態度が返済地獄へと招いてしまうのです。

ここでは、借金癖を治すための方法について案内をしています。

債務整理の実施

銀行カードローンや消費者金融のキャッシングカードで、借入可能な枠に余裕があるとつい追加で借りてしまいます。

借金することに麻痺してしまうと、自分のお金だと勘違いしてしまうのです。

返済だけし続ければ2年以内で完済できる額だったとしても、借金癖により何度もずるずると借りてしまうからいつまでも借金が無くならないのです。

ずっと借金を残した状態にしていると、とんでもない利息を払う羽目になってしまいます。

借金癖を治すには、思い切って借金ができない状況へ自分を追い込むのも良い方法です。

借金ができない状況には、債務整理をして金融機関のブラックリストに載り、新規の融資審査に通らない様にすることで実現できます。

債務整理を一度すると、およそ5年から10年は個人信用情報機関に金融事故の情報が保管され、その間、クレジットカードやローンの審査は通らなくなります。

債務整理をしても残った借金は、自己破産の場合を除き、原則3年以内で返済しなくてはいけません。

借金ができない状態なので、欲しいものがあっても手持ちのお金が足りなければ我慢しなくてはいけませんし、食費や被服費なども収入の範囲内で足りるようにやり繰りする必要があります。

地道に借金返済だけをし、3年間で借金癖を治して質素な生活が身につくように努力をしましょう。

生活費の管理

借金癖のある方は、無計画にお金を使ってきたはずです。

借金癖を治すためにこれを改めて、生活費を月単位でしっかりと管理をする様にしましょう。

節約・倹約を心掛けて、月末ぐらいに次の月の生活費の予算を組んでみましょう。

また、月初には前月が予算に対して、実際の支出がどうだったのかを確認して、無駄が発生していないかを確認する様にしましょう。

生活費には次の項目があります

  • 家賃
  • 水道光熱費(水道代、電気代、ガス代)
  • 食費
  • 通信費(固定電話代、携帯電話代、インターネット代)
  • 被服費
  • 交際費
  • 雑費
  • 遊興費(趣味、娯楽)
  • 借金返済の費用

予算を組む際には、節約・倹約を考慮した予算を立てることが大切です。

「家賃」は毎月、同じ額を支払う固定費ですが、もし可能であるなら家賃の安い物件に引越しをした方が良いです。

一時的に引越し代が発生をしますが、所持品が少ないのであれば自分一人で、そして荷物が多くて一人で引越しをするのが困難な場合は友人に手伝ってもらうことで、費用をあまり掛けずに引越しをすることができます。

「水道光熱費」は、水の出しっぱなしや不要な照明のつけっぱなしなどに注意をしましょう。

「食費」は、極力外食を控えて、自炊に努めましょう。

スーパーなどで食材を購入する時には、特売日に買う様にすると良いです。

「通信費」は、固定電話を契約しているのなら解約をして、スマートフォンだけにすると良いです。

スマートフォンのキャリアは、大手でなく格安スマホのキャリアにすると、通信基本料を大幅に安くすることができます。

インターネットはパソコンでなくスマホを使えば、別途インターネット代を支払わなくて済みます。

「被服費」は、借金癖のある方は見栄を張りたい所でしょうが、ブランド品などは避けて、質素でシンプルな衣類を購入すると良いです。

最近では、安くても品質の良い衣類を扱っている衣服の小売店が多いので、服や下着はそういったお店で購入することをお勧めします。

「雑費」は、美容室や生活用品、文房具、交通費など諸々の費用がありますが、1000円カットや100円ショップ、自転車などを利用することで、支出を押さえることができます。

「遊興費」は、趣味やレジャー、旅行などの娯楽費用で、節約しやすい費用ですが、ストレス発散のためにもある程度の予算は設定して、息抜きができるようにしましょう。

「借金返済の費用」は、借金があるのに貯金をしても意味がないので、貯金はせずにできるだけ多く返済にあてる様に予算を立てましょう。

金銭管理を家族に依頼

金融機関から頻繁に借入をする借金癖のある方は、お金の管理を家族に任すのが有効です。

配偶者や親などと同居している方は、クレジットカードや銀行カードローン、キャッシングカード、そして銀行の預金通帳などを配偶者や親に預けてしまいましょう。

そして、毎月、金銭管理を任せた配偶者や親からお小遣いを貰って、その範囲で生活をすると良いです。

1年もその様なお小遣い制で生活をしていれば、自然と借金癖は治るはずです。

浪費癖がある場合は治す

浪費癖があることで、借金癖が身についてしまった方は、まずは浪費癖を治す様にしましょう。

浪費癖のある方が無駄遣いをしやすい項目は、次のようなものです。

  • 買い物
  • ファッション
  • 美容
  • 外食
  • 趣味
  • お酒
  • ギャンブル
  • 異性とのお付き合い

浪費癖の治し方

浪費癖の原因が、日頃のハードな仕事のストレスを解消する為だったら、お金の掛からないストレス解消方法を探すと良いです。

例えば、会社から帰宅した後、毎日ジョギングをするとか、休日に散策に出かけるとかすると良いストレス発散になります。

また、どうしても欲しい物がある場合は、必ず給料日の直前に手元に残っているお金の範囲内で、欲しい物を買う様にすると良いです。

そうすれば、浪費を防ぐことができるし、月1回のご褒美や楽しみとして仕事も頑張ることができます。

借金癖のために借金まみれとなった場合には債務整理

法律事務所

借金癖で多額の借金を抱えて困っている、あるいは多重債務となっている方は、借金問題を解決する為にちょっとだけ勇気を出して、債務整理を行いましょう。

債務整理とは、借金の整理を専門として取り組んでいる法律事務所の弁護士、あるいは司法書士事務所の司法書士に法的な手続きなどで借金問題を解決して貰う事です。

最近では債務整理に取り組んでいるほとんどの法律事務所・司法書士事務所で、初回限定で借金の無料相談を受けています。

インターネット検索や電話帳などで自宅近くの法律事務所・司法書士事務所を探して、無料の借金相談に申し込む様にしましょう。

債務整理手続きには報酬費用が必要となりますが、一般的には報酬費用より借金の返済負担の軽減効果の方が高いので、相談のみで終わらせるのではなく、債務整理手続きも実施をしましょう。

但し、担当の弁護士・司法書士との相性があるので、複数個所の法律事務所・司法書士事務所で無料相談を受けて、相性の良い弁護士・司法書士に債務整理手続きを依頼すると良いです。

債務整理のメリット

債務整理のメリットは、債務整理手続きを弁護士あるいは司法書士に依頼した時点で、すぐに債権者である借入先の金融機関からの取立てや督促が止まることです。

また、今後の利息なしや借金の減額または免除を実現することができ、借金問題を根本的に解決することができます。

債務整理のデメリット

債務整理をした場合、メリットだけでなくデメリットと言えることも起こります。

債務整理をすると、個人信用情報機関に金融事故情報が記録されます。

銀行や信販会社、消費者金融などの金融機関は、お客から融資の申し出があった場合、融資の審査で個人信用情報機関に申し込み者のデータがないかを照会します。

金融事故情報が記録されている場合は、融資審査で落とされてしまいます。

つまり、債務整理をするとクレジットカードや銀行カードローン、自動車ローンや住宅ローンなどを利用できないという事です。

ただし、個人信用情報機関に金融事故情報が記録されてからおよそ5年から10年で、その記録は抹消をされるので、債務整理をした後、5年から10年経てば再度、金融機関からお金を借りることができる様になります。

債務整理をすると、一時的にお金を借りれなくなり不便となりますが、借金癖のある方はお金を借りれなくなるのは借金癖を治す良い更生の機会だと前向きに捉える様にしましょう。

様々な債務整理方法の特徴

細部までチェックしている人

一言に債務整理といっても、債務整理には様々な方法があります。

もっとも一般的に知られているのは「自己破産」ですが、「自己破産」の他に「任意整理」、「過払金返還請求」、「個人再生」、「特定調停」があります。

各債務整理方法の詳細は次の様になります。

債務整理方法 内容
自己破産

経済的に破綻しており、継続的な返済が無理な場合に行います。

居住地を管轄している地方裁判所に破産申し立てを行います。

裁判所で免責許可の決定が行われれば、債務者の財産を換金して各債権者に分配をすることで、残債の債務は免除となります。

つまり、借金の返済義務は消滅するという事です。

任意整理

裁判所などの公的機関を利用せずに行う債務整理方法です。

代理人である弁護士・司法書士が直接、債権者と借金返済の交渉を行います。

通常は、借入元本の減額は厳しく、今後の貸付利率の低金利化またはカットとなります。

多重債務で複数の借入先がある場合は、選んだ一部の債権者とだけ交渉をすることもできます。

過払金返還請求

かつて、金融機関は法定金利を超えたグレーゾーン金利で顧客に融資を行っていました。

グレーゾーン金利は違法との判決が出たため、かつて金融機関からお金を借りてグレーゾーン金利で返済をしていた場合には、金融機関に払い過ぎたお金があります。

この払い過ぎたお金を金融機関から取り返す手続きが過払金返還請求となります。

借金を完済した後の「過払金返還請求」手続きは、手続きを行っても個人信用情報機関に金融事故情報が記録されず、いわゆる金融機関のブラックリストに載ることを避けることができます。

個人再生

反復継続した安定収入があり、住宅ローンを除いた負債が5千万円以下の場合に利用することができます。

法律に規定されている住宅資金特別条項を利用することで、家を残したまま住宅ローン以外の借金を1/5に大幅減額できます。

3年で完済する返済計画案を裁判所に提出して、その計画案を認めて貰い、その計画に従って分割弁済を行います。

特定調停

簡易裁判所が、お金の貸主である債権者とお金の借主である債務者の返済負担を軽減するための交渉の仲裁を行い、合意を目指す手続きです。

交渉のベースとなる借金総額は、利息制限法の上限金利を超えた金利で返済をしていた場合には、合法な金利で計算し直す「引き直し計算」を行い、算出をします。

前述したように、債務整理を行うと、いわゆる金融機関のブラックリストに載ってしまうため、強制的に当分の間は借金ができなくなります。

金融機関から借り入れを繰り返す借金癖のある方は、借金ができない期間を借金癖を治す良い機会だと捉える様にしましょう。

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